168号クラスター東北福祉大学で新たに1人感染 累計17人 マスクなし活動や長時間空間共有で感染拡大行動
仙台市は8月29日、168例目のクラスターとなった市内の大学で新たに1人の感染が確認されたと発表した。仙台市は、この大学における濃厚接触者は特定できる見込みとして、大学名を公表していないが、この大学は東北福祉大学とみられる。
29日にこの大学での感染確認が公表された患者1人の概要は不明。
東北福祉大学は、新型コロナウイルスに感染した3人の学生の運動部に所属していたため、部員および関係スタッフ全員にPCR検査を実施したところ、これまでに16名の陽性者が判明したと発表していた。
この大学での感染拡大に影響があると推測される事項は不明。
2021/08/26 東北福祉大学
新型コロナウイルス感染症のクラスター発生について(8月26日現在)
8月23日付でご報告いたしました新型コロナウイルス感染者の学生のうち3名が(先に報告いたしました8月22日付の集団感染とは異なる)課外活動団体(運動部)に所属していたため、保健所との協議指導のもと濃厚接触者を含む部員および関係スタッフ全員にPCR検査を実施したところ、これまでに16名の陽性者が判明いたしました。
これを受け、仙台市より本日新たにクラスター発生と認定されました。特に感染力の強いデルタ株により、これまでになかった感染経路が急増している状況下で、集団感染が起きないように、狭い空間での活動に換気を徹底するなど対策を図ってまいりました。
しかしながら、この度集団感染が発生したことについて、近隣地域の皆様ならびに本学関係者の皆様には、多大なご心配をおかけすることとなりましたことを、深くお詫び申し上げます。現在同団体は、全面的に活動を停止し、全部員の外出規制等の措置を講じております。感染した学生の学内入構履歴から、立ち入った施設については、保健所の指導のもと消毒作業を済ませ感染拡大の防止に努めております。なお、感染した学生は授業等で使用している施設への出入りは確認していません。また、学生の感染者急増に伴い8月25日より本学の行動指針(BCP)を「レベル3(警戒〈高度〉)」に引き上げ、キャンパスへの学生の入構およびすべての課外活動を原則禁止しております。今後はさらに強い緊張感を持って新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底し、国の方針・自治体の指導等に基づき、感染防止に努めて参りますと共に、学生への健康安全面でのサポート強化に努めて参ります。罹患された学生の1日も早い快復をお祈りいたします。
※感染者の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をお願いします。
東北福祉大学
新型コロナウイルス感染症のクラスター発生について(2021年8月26日現在)
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