仙台市内のサービス業事業所で累計4人が感染 フリーアドレスの事業所 一定の感染対策は実施 感染要因は調査中
2021/03/21
仙台市は3月15日、市内のサービス業事業所で、累計4人の感染が確認されたと発表した。この事業所に、仙台市内の患者3人、宮城県外患者1人が滞在していたことが確認された。4人の患者の年代や性別などの概要は明らかになっていない。
このサービス業事業所での感染対策は、換気は2〜3時間おきになされていた。執務室は始業前に、休憩室は朝と昼の2回アルコール消毒を行っていた。従業員はマスクを着用していた。座席はフリーアドレス(従業員がオフィスに固定した席をもたない方式)。座席は1メートル程度距離があり、アクリル板を設置し飛沫対策はとられていた。従業員は出勤時に検温を行い、体調などの聞き取りはなされていた。仙台市は、一定程度感染対策が行われていたとしているが、フリーアドレス制での従業員間の距離などが不明な点があるなど、感染拡大に影響があった行動は調査中としている。
仙台市は、この事業所における濃厚接触者は特定できる見込みとして、事業所の名前を公表していない。また、クラスターとなる感染者数には届いていない。