仙台市内のサービス業事業所が73号クラスター 累計13人感染 フリーアドレスの事業所
仙台市は3月17日、15日に業種業態を公表した市内のサービス業事業所の累計の感染者が13人となり、クラスターが発生したと発表した。この事業所では、仙台市内の患者3人、宮城県外患者1人が滞在していたことが確認されていたたが、17日に仙台市患者1人と県外で7人の感染が確認されたという。
※16日に患者4人、17日に患者8人だとすると累計12人のはずだが、仙台市は累計13人と発表した。
17日に感染確認が発表された8人の年代や性別などの概要は明らかになっていない。
このサービス業事業所での感染対策は、換気は2〜3時間おきになされていた。執務室は始業前に、休憩室は朝と昼の2回アルコール消毒を行っていた。従業員はマスクを着用していた。座席はフリーアドレス(従業員がオフィスに固定した席をもたない方式)。座席は1メートル程度距離があり、アクリル板を設置し飛沫対策はとられていた。従業員は出勤時に検温を行い、体調などの聞き取りはなされていた。仙台市は、一定程度感染対策が行われていたとしているが、フリーアドレス制での従業員間の距離などが不明な点があるなど、感染拡大に影響があった行動は調査中としている。
仙台市は、この事業所における濃厚接触者は特定できる見込みとして、事業所の名前を公表していない。