仙台市の患者からオミクロン株の異系統BA.2を県内初確認 すでに市中感染か 通常のオミクロン株より強い感染力
仙台市は2月18日、市内で発生した患者のオミクロン株のゲノム解析の結果、オミクロン株のBA.2系統と呼ばれる感染力の強い変異株を確認したと発表した。オミクロン株のBA.2系統の県内での確認は初めて。
オミクロン株のBA.2系統は、新型コロナウイルスのオミクロン株の一種で、現在国内で主流となっているBA.1系統とは異なる系統のもの。BA.2系統は、BA.1系統と比べて感染力が2倍程度強いとされている。
報道によると、BA.2系統の感染が確認された患者は、発症前2週間以内の海外滞在歴や不特定多数の人との濃厚接触もなく、仙台市は市中感染の可能性があると説明しているという。
県内では新型コロナウイルスの感染拡大が収束しない状況にあるが、さらに強い感染力の変異株が確認され、感染収束にはまだ時間がかかる可能性がある。