仙台市内の酒類提供の飲食店で4人が感染 マスクを着用せず近くで会話で感染か
仙台市は3月2日、市内の酒類を提供する飲食店で、4人の感染が確認されたと発表した。
この飲食店では、2月28日に30代会社員の女性(2/27発症)、2日に20代無職の男性(無症状)の2人のほか、年齢等概要が非公表の仙台市の患者、宮城県外の患者、あわせて4人の感染が確認された。
30代会社員の女性と20代無職の男性、宮城県外の患者はいずれもこの飲食店の利用客であるという。それ以外の仙台市の患者1名については、客なのか従業員なのか、仙台市は明らかにしていない。
この飲食店では、ドアや窓をあけて換気を行い、閉店時と客が入れ替わるたびに消毒していた。従業員の検温など健康管理は行われていた。従業員はマスクを着用していたが、客は飲食時にマスクを外すなど、多くはマスクを着用しない状況だったという。マスクをしない状況で十分な距離をとらずに会話したことが感染拡大に影響があたっとみられる。
仙台市は、この飲食店における濃厚接触者は特定できる見込みとして、事業所の名前を公表していない。また、クラスターとなる感染者数には届いていない。