仙台市の高齢者施設で4人感染 マスク着用せず近くで接触で感染拡大
2021/03/21
仙台市は3月17日、市内の高齢者施設で、4人の感染が確認されたと発表した。
この高齢者施設での感染者の概要は、仙台市の患者4人であること以外公表されていない。2人は17日に感染確認が公表された患者、2人は過去に感染確認が公表された患者。4人は施設の利用者・従業員の両方だという。
この施設では、換気は3時間ごとに窓を開けて行われていた。触れる場所の消毒が行われていた。従業員はマスクを着用していたが、利用者は入浴や食事の際はマスクを着用しないことがあった。従業員が体調不良時には出勤しない規則があった。施設の性格上、利用者がマスクを着用するのが難しい状況にあり、また、介護で密着する場面があったことが感染拡大につながった要因と考えられるという。
仙台市は、施設での濃厚接触者は特定できる見込みとして、施設名を公表していない。また、クラスターとなる感染者数には届いていない。