女川町の建設業現場事務所で累計4人が感染 鼻マスクで会話で感染広がる
宮城県は1月17日、女川町の建設業現場事務所で、累計4人の感染が確認されたと発表した。この事業所に、いずれも石巻市の50代男性会社員(1月13日発症)と40代男性会社員(無症状)、20代男性会社員(1月10日発症)、40代男性会社員(1月8日発症)の4人が滞在して感染したという。この建設業現場事務所では、口だけマスクをして鼻を覆わない不十分な着用をし、十分な距離をとらずに会話をしていた。
宮城県は、この現場事務所における接触者は特定できているとして、事務所の名前を公表していない。また、クラスターとなる感染者数には届いていない。
専門家によると、鼻を出してマスクをつけるのは、自分の鼻から飛まつが出て、周囲の人が出した飛まつを吸い込むおそれもあるため、適切ではないという。マスクをしていても鼻を出していると、くしゃみなどをしたときに飛まつが広がる。また、ふつう、呼吸で吸い込む空気の9割は鼻から取り込んでいるため感染リスクが高くなるという。