2021年4月仙台宮城クラスター分析 時短要請で飲食店で抑制も高齢者施設で増加
2021年4月(25日現在)、仙台宮城でのクラスター発生は24件となっている。月末を迎えていないものの、発生件数は前月(26件)と同程度となっている。飲食店でのクラスター発生が前月より半減しており、3月18日から実施されているまん延防止等重点措置で県内の飲食店に要請されている営業時間短縮の効果が出ているものとみられる。その一方で、高齢者施設での発生は9件と前月の6件の1.5倍となっている。
2021年4月クラスター一覧(24件 4/25現在)
(参考)2021年3月クラスター一覧(26件)
(市町村別)6割以上が仙台市内で発生 丸森町や美里町で初の発生
市町村別では、24件のうち6割以上の15件が仙台市で発生している。この傾向は前月も同様だった。また、これまでクラスターの発生がなかった丸森町や美里町でクラスターが発生した。
(施設別)高齢者施設での発生が増加 40人以上の大規模クラスターが2件 飲食店での発生は減少
施設別では、高齢者施設での発生が9件(全体の38%)と前月の3件から大きく増加した。一方、飲食店での発生は3件(全体の13%)で、前月の6件から半減している。
(感染累計人数)
高齢者施設では、感染累計が40人を超える大きなクラスターが2件発生した。4/9と4/22にクラスターと断定された仙台市と美里町の高齢者施設である。3月は高齢者施設で3件のクラスターが発生したが、30人規模の発生が1件で、その他は10人規模にとどまった。高齢者施設で感染が広がる傾向がある。
その他、20人を超える大きなクラスターは、仙台市内の専門学校で発生した。
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